医療費の負担が変わる?高額療養費の改正
2026.08.20
輪通信
ひと月にかかった医療費の自己負担額が一定の上限を超えた際、その超えた部分が払い戻される高額療養費制度があるのはご存知でしょうか。この制度が8月より改正されます。変更点は下記2点です。
- 月額負担上限額の変更
年齢や所得に応じた月の限度額が変更となります。例えば70歳未満で年収約370万~約770万円の方は、医療費100万円の治療を受けた場合、自己負担額が現行から約6.3%引き上げられます。
- 年間上限額の新設
月単位では上限額に達していない場合でも、年間の上限額に達した場合、それ以上の医療費の支払が不要となります。限度額については、例えば70歳未満で年収約370万~約770万円の方は、年間53万円となります。
今回の見直しでは、今後の制度全体を維持するために、低所得者の方へ配慮をしつつ、一部の方へは追加負担となりました。
高額療養費制度は、いざという時の負担を減らしてくれる制度です。上手に活用することで金銭面の不安が軽減され、安心して病気の治療に専念できるようになります。尚、現在はマイナ保険証を利用するこで、医療機関で限度額情報を確認することが可能です。マイナ保険証の利用登録をされていない方はあわせて登録をご検討いただくのも良いかと思います。
社会保険労務士 小林 咲